2018年1月19日金曜日

家庭から産業までロボット活躍、「ロボデックス」展 東京

ロボットが当たり前のように家で衣類をたたみ、レストランで配膳をする日常が到来──。家庭用から産業用まで、各業界の最新ロボットを集めた展示会「第2回ロボデックス(Robodex)」が17日、東京都江東区の東京ビッグサイト(Tokyo Big Sight)で始まった。



 今年は200社が出展し、来場者数は12万7000人を見込む。人工知能(AI)を搭載した車や産業用ロボット、介護や災害対策などの作業の負担を軽減する「パワードスーツ」、自律走行が可能なロボットなど、様々な新作が展示された。

 クラボウ(Kurabo)は、自社開発の高速3Dスキャンカメラを使用した「Tシャツ折りたたみロボット」を初公開。「Tシャツの肩部分をつかむことが難しかった。形が決まっていないものを認識できれば、人間が行う作業が可能になる」とプロジェクトリーダーの北井基善(Motoyoshi Kitai)さん。この機能を応用し、弁当の盛り付けや、倉庫の取り出し作業など、様々な業界への展開を予定している。

 パンゴリン・ロボット・ジャパン(Pangolin Robot Japan)の配膳ロボット「アミィ(Amy)」は、レーザーで空間全体を自動認識し、レールなしで室内を動き回る。人間の代わりにロボットが従業員を務めるテーマパーク「変なレストラン」でも、給仕として活躍中だ。「昨今の労働者不足の解消が目的。24時間365日、文句を言わずに働いてくれる」と担当者の藤井博之(Hiroyuki Fujii)さん。

 その他、ロボットを遠隔操作し茶摘み体験をするなどユニークな展示も。
www.civillasers.com

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